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2010年12月23日 (木)

オーディオ改造その3:OCTAVE HP-500SE

アンプはOCTAVEを使い続けてきた。V70 → HP300mk2+V70 → HP300mk2+RE280mk2 と変化してきたが、ここ10年近く愛用している。

よく雑誌でも言われるように、真空管らしからぬワイドレンジ、高解像度でありながら、真空管の暖かさや自然な感覚を感じさせてくれるところが嬉しい。
信頼性も高く、生真面目なデザインも好きだ。現在の音に特に不満は無かった。

でもね、雑誌やオーディオ店で見かけるたびに心穏やかになれない商品が一つだけあった。プリアンプのHP500SEである。直接の上位機種があるというのは何だか面白くない。
ジュビリーシリーズは凄すぎて非現実的、モノラルのパワーアンプは、ただでさえ狭い部屋で発熱量が2倍になるかと思うとゾッとして買い換える気がしない。

だから本当に500だけが羨望の対象だったのだ。

しかし160万円という価格は懐具合から考えて高すぎると思ったし、極めて評判の良いフォノイコライザーを内臓しているというのが、CDオンリーの私にとって宝の持ち腐れの様で抵抗があった。

まあ、何だかんだ書きましたが、結局買い換えた。HP500SEである。音は予想通りである。
同じラインナップの上位機種に移行していくと、特有のキャラクターが希薄になり、どんどん音が普通に(自然に)なる傾向があるけど今回もまさにそんな感じだ。
比較すると300は少し元気が良かったのだなと思う。

しかし、フォノイコライザーである。アナログである。見た目からだとLP12が良いななどと考えてしまう自分が怖い。

あと、スーパートィーターも(笑)。試聴したKithitは本当に良かった。

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オーディオ改造その2:ATC scm20slt

こういう時には耳をリフレッシュしようと、前から気になっていたSPを専門店でいくつか試聴する。
Leedh c、オーディオマシーナCRM、ATC scm20sltである。

Leedh cはハイエンドオーディオショウで聴いて驚いて、是非、じっくり聴いてみたいと思っていたのだが本当に驚いた。よくSPが消えるという表現をつかうけど、このSPはその極みだと思う。
ストラビンスキーやラベルのオーケストラ曲を聴くと、SPから解き放たれた音が乱舞するが、音のエッジが強調される様なところは全く無く自然。
但し、音は軽目だから昔ジャズはふわふわした感じになってイメージとは違う。

CRMは情報量の多さ、サイズの割りに豊かな低音、パルサーに比べてかなり短めな響きは予想通りだったが昔のジャズも思いのほか良かったこと、キャビネットが結構振動することは意外だった。
思うに、最新の技術を使いながらオーソドックスな感覚でまとめられたSPなのでは。

ATCは懐かしい音がする。(ロジャースのLS5/9を昔使っていた私としては)
全くワイドレンジではなくSPの存在も消えないけど、音が温かく厚く情報量も必要充分。
密閉型特有(?)のスムーズで暴れの無い低音も好みだ。昔の録音も違和感なく聴ける。
何となく木の風合いを感じる響きも心地良い。

結局、ほとんど悩むこともなく、ATCを買ってしまった。
音楽を聴く道具として考えた時は、自分の感性に最も素直な抵抗感のない音のSPをという原点に立ち返ったチョイス。

我が家に設置してしばらくは、安定感のある音色を好ましく思う気持ちと、少し篭った様に音が聞こえることへの違和感が半々という感じであった。
しかし、なじむに連れて違和感はなくなり、音楽を聴くときにはATCを自然に選択する様になった。

パルサーは手放しました。

今までのSP遍歴の上で初めて解像力などの性能的には、後退する買い替えだったけど自分にとっての良い音ということを色々と考えさせられた。

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2010年12月18日 (土)

オーディオ改造その1

ここ1ヶ月で私のオーディオは激変しました。

2ヶ月前までパルサーに大きな不満を感じていなかった。最新優秀録音ものを聴くとディテールはもちろん、雰囲気や気配といったものまで再現してくれる実体感のある音に満足していた。しかし、時に情報量の多さと音の輝かしさゆえに、聴く前に”エイヤッ”と気合を入れて聴くことがあったのは事実。

もともと私の音楽ソースは新しい録音のものが比較的多く、新旧の比率が2:1程度であったのが5:1ぐらいになっていることに気がついた。しかも、ECM系のジャズを聴く割合が異常に高くなっている。もちろん、新録音をパルサーで聴くと素晴らしいということが最大の理由だが、昔の(少し昔のものでも)ジャズやロックを聴いても楽しくない。旧録音の欠点をあからさまにする様なところがある。少し、キラキラとしたパルサー特有のキャラとあいまって、腰高なバランスに感じてしまう。

そこで、セカンドSPを購入することを決意した。

狙いは50、60年代のジャズ、60、70年代のロックを心地良く聞かせてくれるSP。
はじめはビンテージ期のSPを考えたが、この頃のSPは当時としては小型でも今の基準で言えば結構でかい。
その上、壁にくっつけないと低音が不足するので、我が家ではセッティングが凄く難しい。

結局、オークションにて格安で出ていたWestLake LC8.1を購入した。
さて、音は思ったとおり古いジャズやロックはパルサーより楽しく聴ける。また、思ったよりも細かい音もちゃんと聞こえるし、性能も悪く無いじゃんというのが正直な感想。
とはいえ、SPが消えることはなく、音像も立体的ではなく、低音も量的にはともかく質的には何かモゴモゴしている。
情報量の差もかなりある。

で、問題はここから・・・

しばらくWestLakeで聴いてパルサーに戻ってみて「あれっ」と思った。何か人工的な音に聴こえる。
ピカピカ、キラキラした音の質感が耳障りに感じるのと、音に艶があり過ぎるような・・・
一度気になりだすと、気になって仕方がない。今まで満足して聴いていたはずなのに、違和感の方が強く覚えてしまう。
まさか、セカンドSPの導入がこういう結果になるとは思ってもみなかった。

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